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2009年12月18日

ガスプラの表面

多数の小さなクレーターの他に、半ダースの広く平坦な地域や窪みがある。その一つ、Dunne Regio は高低差 200 m 以下、5 × 7 km の平坦な地域である。これらが衝突によって形成されたのか、ガスプラの母天体が破壊された時の断面の名残なのか確実なことはわからない。ガスプラの重力は弱く不均衡なので、衝突クレーターは自然にそのような平坦で不均衡な形になるため、確定するのは難しい。平坦な面と窪みによって、ガスプラは非常に角張った形状をしている。

ガスプラはS型小惑星の中でも特にカンラン石が豊富であるらしい(表面にはカンラン石と輝石が4対1から7対1の割合で含まれている)。上の画像に写っている部分の裏側に微妙な色の変化が見られるものの、アルベドや色が他と際立って違うところはない。

ガスプラの表面には、例えば (253) マティルドで見られるような星自体の半径に匹敵する大きさのクレーターはない。その理由としては、フローラ族とガスプラを生んだ衝突が天文学上のスケールでは比較的最近起きたために、それ以後に大きなクレーターが出来る機会がなかったということが考えられる。クレーター形成率の分析によって、表面はおよそ2千万年から3億年を経ていることが示される。

ガスプラの表面には幅 100 - 300 m、長さ 2.5 km、深さ数十mの溝が見られる。それは小惑星の衝突によってガスプラがフローラ族の他の天体と共に形成されたことに関係しているかもしれない。また、それらがあることはガスプラがラブルパイル(破砕集積体)ではなくむしろ単一体であることを示唆する。溝はおそらくその下にある岩石を破壊した衝突によって形成された。火星の衛星フォボスには更に顕著な溝の集まりが見られる。いくつかの溝に穴が開いている様子は、表面がレゴリスで覆われていることを示しているのかもしれない。

ガスプラの表面をレゴリスがどの程度覆っているのかはまだ完全には理解されておらず、論争の的になっている。目に見える色の変化が少ないことは、かなりのレゴリスに覆われていることを示す。また、局地的な地形と微妙な色の変化の間には相関関係が見られ、これはレゴリスが低い場所へゆっくり移動することによって引き起こされることが提唱された。しかし、推定されているレゴリスの起源を説明することは難しい。第一に、ガスプラの脱出速度は非常に小さいため、衝突によって噴出した破片のかなりの部分がどのようにして漏れ出さずに留まり続けることができたのかを理解するのは難しい。もしガスプラが多孔質で最初から大量のレゴリスがあれば、それは軽減されるかもしれないが、今度はレゴリスがどうしてそこにあったのかを説明しなければならない。可能な解釈の一つは、ガスプラ自身とフローラ族を形成した衝突の際にそれらを得たのかもしれないというものである。第二に、すべてのクレーターから噴出した物質はガスプラを厚さ 10 m のレゴリスで覆うのに十分だと見積もられていた。しかし、いくつかのクレーターはこれより深いが、その壁面にはまったく構造的な違いが見られない。

ガスプラの極は赤経0時40分±10分、赤緯27±2度の方向を向いている。これは黄道座標系で (β, λ) = (21°, 20°)、軸傾斜角72度に等しい。

ガリレオはフライバイの際、小さいガスプラから軌道に顕著な影響を受けるほど近くを通らなかったので、ガスプラの質量についてはまったく情報を得られなかった。

ガスプラの表面積は525平方kmと計算されている。これは香港の陸地部分の約半分である。


『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

ガスプラの表面はぼこぼことしているようですね。

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